| 人を喜ばすのは こんなに難しいのに 人を傷つけるのは なぜこんなにも簡単なんだろう あたしは万能の刃を持っている欠陥人間 あの子が一生懸命選んでくれたプレゼント そのお返しに、あの子がプレゼントをした友達2人と一緒に 100均で買ったものを1つずつあげた 濁った笑顔 泣いているのは目じゃなくてきっと 心だった 最初仲の良かった6人グループ あの子が次第にうざったくなってみんなで仲間はずれにした 休み時間の下をうつむいているあの子 体育のとき組体操をする相手がいないあの子 あの子にプレゼントをもらったのは仲のいいときだった ピアス、ネックレス、マグカップ 三人三様キラキラしてた 優しい気持ちでそれは溢れていた あたしたち3人があげたのは嫌がらせとしか思えないピンや口紅 1人100円の汚い心 喜んでくれると思ってこんなのあげるわけない あんなもの100円ぽっちで自分にとってはまったくいらないもの あの子にもらいっぱなしという状態が嫌だったからあげただけ つまり3人とも借りのある状態が嫌だっただけ ただ自分のためだけにしたことだった 今あの時のあの子の気持ちが痛いほど突き刺さるよ ねぇあたしは取り返しのつかないことをしてしまったんだね 愛する人ができて気づいたよ あたしは君を幸せにする言葉がかけられないんだ あの子の時みたいに傷つけるだけしかできない 喜ばせる言葉なんてあたしの口からなんて出てきやしない あの子を傷つけた万能の刃を持つこの口は こんなにも愛している君のこと 傷つけるだけしか出来ないよ そう、あたしは欠陥人間 口を開けばたちまち人を傷つける あたしが奏でるメロディはただ涙の音 |
実は実話だったりするこのお話。衝撃の事実(笑)
えー100均のプレゼントを3人からもらいましたよ。あたし。
いやー正直いらなかったですよ。というかバカにするのも大概にして欲しいと思った。
なぜか標的にされることが多かった中・高時代。あたしは特に何をしたわけでもないのに。
それでも人を嫌いになれないのは親がつけてくれたこの名前にあるような気がしてなりません。
あたしはもしかしたら強い人間なのかもしれないと思った。一人で頑張って頑張ってもがいてたから。
負けるもんかという気持ちが強いんだ、きっと。
本人地味に生きてるつもりが目立つらしくていらない反感も買ったりしましたがいい経験だと思うことにしてます。
それを味わったからこそこういう形で人を傷つけるというのをしないから。少なくとも注意はしてます。
人は万能の刃を常に持っているのです。ひょっとしたら気づかないうちにあなたの刃には血がついてませんか？
040421 アイコ